「アデホスコーワ顆粒10%」は、血管拡張作用により血流を増加させ、生体内の代謝を賦活し臓器の機能を改善します。
通常、頭部外傷後遺症に伴う諸症状の改善、心不全・消化管機能低下のみられる慢性胃炎・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療、調節性眼精疲労における調節機能の安定化に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。(通販はできません。)
一般的名称:ATP顆粒剤
<成分・含量>
1g中 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物 100mg
<効能又は効果/用法及び用量>
1.
下記疾患に伴う諸症状の改善
頭部外傷後遺症
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40~60mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
2.
心不全、調節性眼精疲労における調節機能の安定化、消化管機能低下のみられる慢性胃炎 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40~60mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
3.
メニエール病及び内耳障害に基づくめまい
メニエール病及び内耳障害に基づくめまいに用いる場合には、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回100mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
使用上の注意
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
薬剤名等
ジピリダモール
臨床症状・措置方法
ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意すること。
機序・危険因子
ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する。
副作用
副作用等発現状況の概要
内服剤(腸溶錠・顆粒)における集計で、総症例1,920例中副作用が報告されたのは35例(1.82%)であり、主な症状は、胃腸障害、悪心、そう痒感などであった。
また臨床検査値には一定の変動は認められなかった。
(再評価及び顆粒の効能追加時における集計)
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕
<製造販売元>
興和株式会社
<販売元>
興和創薬株式会社