「クレメジン細粒分包2g」は慢性腎不全患者の消化管内で尿毒症毒素およびその前駆体(元となる物質)を吸着し、便とともに排泄されることにより、食欲不振、口臭、吐き気、かゆみなどの尿毒症症状を改善するとともに、透析導入を遅らせます。 通常、慢性腎不全(進行性)における尿毒症症状の改善および透析導入の遅延に用いられます。
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〈販売名〉 クレメジン細粒分包2g
〈有効成分〉 1包中に、クレメジン原体(石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭)を2g含有
〈性状・剤形 〉 黒色球形の粒子で、においはない
〈効能又は効果 〉
下記の疾患における尿毒症症状の改善及び透析導入の遅延
慢性腎不全(進行性)
〈用法及び用量〉 通常、成人に1日6gを3回に分割し、経口投与する。
〈用法及び用量に関連する注意〉
本剤服用中においては、血清クレアチニン及び尿毒症症状の変化等の経過を適宜観察し、投与開始6ヵ月を目標に投与継続の適否を検討する。改善が見られない場合には、中止又は他の療法を考慮する等の適切な処置を行うこと。
〈重要な基本的注意〉
1. 本剤服用中において改善が望めない状態に至った時は、透析療法導入等の適切な処置を行うこと。
2. 他剤を併用する場合、本剤は吸着剤であることを考慮し、本剤との同時服用は避けること。
3. ビタミンやホルモン等の生体内における恒常性については、これまでに特記すべき異常は認められていないが、本剤は吸着剤であることを考慮して、特に長期投与の際には、全身状態等に注意すること。
〈製造販売元〉株式会社クレハ
〈販売〉田辺三菱製薬株式会社